不登校からの高校選び!私立高校編。不登校でも行ける高校は?通信制やサポート校、高等専修学校など!都内教育支援センター進路担当が徹底解説

こんにちは!えこっち塾のえこぺいです!

今回は不登校からの高校選びの私立高校編です。

高校は義務教育じゃない!

まず都立私立関係ない話です。中学までは義務教育なので、不登校の人でも1年経てば進級でき、中学を卒業することができます。しかし、高校はさらに勉強したい人が自分の意志で行くところなので、全く勉強しなければ、留年・退学となってしまいます。高卒資格を確実に取るために中学で不登校だった人にも優しい学校がたくさんあるので1つずつ見ていきましょう!

私立高校の種類

・全日制高校

・通信制高校

(↓ 正式には高等学校ではない!)

・サポート校

・高等専修学校

・高等専門学校

①全日制高校

昔からある日中に通うスタイルです。保護者の方のほとんどがこちらに通っていたんじゃないかと思います。不登校でも行ける全日制高校は公立より私立の方が多いと思います。なぜなら、中学校の内申点を見ない高校が多く、入りやすいからです。入試では英・数・国の3教科の学力検査が必要な場合が多いです。ただし、通えないと判断されたら、合格はさせてもらえないので、1校1校回って、受け入れてもらえるか判断する必要はあります。

中学生にとっても、アニメやドラマで見る青春というイメージがあると思います。きらきらした学園生活に憧れがあると思いますが、不登校に対応した時間割ではないので、生活に慣れるまでの負担は大きいです。入学することはできても、卒業するのは大変なので、それなりの覚悟が必要です。

②通信制高校

通信制高校とは?

単位制高校です。通学するのではなく、自宅でレポートを書くことで単位が取得でき、高校卒業資格を取得できます。さまざまなスタイルがあり、高校という固定観念にとらわれたくない人におすすめです。

通信制高校に入学するには?

試験で学科試験はないことがほとんどです。作文や面接で意欲を示すことになります。

事前に体験入学や個別相談会に参加することで入試に必要な準備方法を教えてもらえたりします。

通信制高校を卒業するには?

通信制高校を卒業する条件は一般的な高校の基準と同じです。

・3年間以上の在籍

・74単位以上の取得

・体育祭や生徒会活動などの特別活動への30時間以上の参加

通信制高校は単位制

科目ごとの合否になるので留年はありません。

単位取得までの流れは3つです。

・スクーリング (通学やオンラインでの授業)

・レポート

・テスト

1単位取るのはどれほど大変?

1単位を取るのに必要なスクーリングとレポートの数は科目によって決まります。

教科スクーリングレポート
国数社 保健
英理 芸術
体育
家庭科 情報2~82~3

自分で学習しやすい教科はスクーリングが少なめで、英語・理科といったコミュニケーションや実験など実践が必要な教科はスクーリングが多めです。

通信制高校の学費は?

2種類のタイプがあります。

・1単位取得ごとに学費がかかるパターン

・コースや通学回数によって学費が決まるパターン

どちらも世帯年収によって授業料の減免があるので、実質的な負担は記載金額より少なくなります。

通信制高校の卒業しやすさは?

結論から言うととても卒業しやすいです。私立高校なので生徒数が多いほど利益が大きくなります。卒業実績や進路が人気につながるので、どんどん卒業生に実績を稼いでもらって新しい入学生を迎えたい。だから、スクーリングなどに来られなくても、救済措置を設けたりして、単位を取りやすいように手厚くフォローしていく学校が多いです。

③サポート校

サポート校と通信制高校の違い

通信制高校は高校ですが、サポート校は高校ではなく、通信制高校を卒業するためのサポートをします。サポート校に入学すると、提携している通信制高校に同時に入学することになります。またサポート校ごとにも独自のプログラムを持っています。

通信制高校で指導するには教員免許が必要ですが、サポート校は不要です。サポート校は普段塾や家庭教師で勉強を教えている先生が指導することが多いので、昼間の塾のような雰囲気です。サポート校は通信制高校自身が運営しているか塾や予備校が運営しているケースが多いです。塾は日中生徒がいないので、校舎をサポート校として利用していたりします。

④高等専修学校

高等専修学校とは?

社会を出てすぐに役立つ実践的な職業教育を行っている学校です。医療系や調理系、美容系など資格が取得できることが多いです。3年制が多いですが、1~5年制まであります。不登校や発達障がいに理解があり、柔軟な対応をしてくれる学校もあります。

⑤高等専門学校

高等専門学校とは?

いわゆる高専(こうせん)と呼ばれる学校です。技術者を養成するための学校で5年間の一貫教育を行っています。

私立高校の選び方

私立高校のことは公立中学ではほとんど教えてもらえません。そのため各家庭で情報を取りに行く必要があります。合同説明会や資料請求で情報を集めて、実際に見学に行きましょう。お子さまの状況を説明してどのようなフォローをしてもらえるのか、上手くいかなかったときに代替措置はあるのかなどを聞いていくと良いと思います。最終的には本人が頑張れそうだなと思える学校を選びましょう。

不登校からの進路選びならオンライン進路指導のえこっち塾で!

えこっち塾ではオンラインの進路指導を行っています。高校の種類を知ったり、自分について考えることで自分自身の力で進路を考えられるようになります。

お問い合わせはこちらまで、お気軽にご連絡ください。

オンライン進路指導のえこっち塾新規生徒募集中!お問い合わせはこちらをクリック

えこっち塾のえこペいでした。それではまた!